7月12日、獣害パトロールを行い、サル群れの位置情報を追加しました。
パトロール結果は次のとおりです。
勢和B群が朝柄、中出集落北側の谷にいるのを目視(電波も受信)し、ロケット花火で山に追い込みました。
一応、山には入りましたが、集落のすぐ裏側の谷です。周辺の方はご注意ください。
勢和C群は朝柄・片野間で電波を受信しました。他の場所での受信状況等から烏岳のある程度高いところにいると思われます。
その他の群れ、勢和A群、勢和Aハナレ、大台K群、大台Y群、松阪A群、松阪B群の電波はパトロール中は受信できませんでした。
(このうち、勢和A群は、夕方、神坂付近で電波を受信したとの情報を得ています。)
また、12日朝、色太で群れを目撃したとの情報がありましたが、その周辺では大台K群あるいはその他の群れの電波は受信できませんでした。
(ただし、確認が午後になってしまいましたので、朝目撃されたのが既知の群れがではないとも言い切れません)
さらに、夕方には再び色太(赤地の?マーク)で4.5頭の目撃情報がありましたが、ほぼ同時刻、大台K群の電波が大台町高奈付近で受信されており、この集団は大台K群本体ではないと考えられます。
なお、この集団については、大台K群が分裂して居残った発信器のない群れ、あるいは大台Y群(その後、少し離れたところで大台Y群または勢和A群(両群が同じ周波数を使用)の電波が極弱く受信されています)、集団行動しているハナレオスグループ・・・など、様々な可能性が考えられますが、いずれの説も裏付ける根拠は乏しいため、今後も注目していく必要があります。