11月22日、獣害パトロールを行い、サル群れの位置情報を追加しました。
パトロール結果は次のとおりです。
波多瀬、本郷集落で勢和C群の電波を受信しました。
受信した電波が弱く、片野田郷および上広の一部でも受信したことから、群れは烏岳の尾根付近にいると考えられました。
朝柄、小朝柄川の谷に入ったところで数頭を目視、勢和B群の電波を受信しました。
ただ、それ以前に朝柄集落の南側の山裾等でも受信しており、その時点には目撃地点より高いところにいたと考えられます。
また、少し後には目撃地点でも電波が受信できなくなったことから、群れが移動している(おそらく北へ)ものと思われました。
その他、勢和A群、大台K群、大台Y群、松阪A群、松阪B群、勢和A群から出たハナレは、電波受信もできませんでした。
このうち、勢和A群については、長谷・神坂間のビーフロードと旧道で電波を受信したとの情報がありました。
大台K群については、今回も栃原~下三瀬間のR42および紀勢自動車道奥伊勢PA付近でも受信できず、所在不明です。
どこか電波の届かない山の中に入り込んでいるのかもしれませんが、「一昨日車川で群れを目撃したが、その際に大台K群の電波は受信できなかった。」との情報もあることから、発信器あるいは発信器を装着されている個体に何らかのトラブルがあった可能性があります。