6月22日、各群れの所在情報があり、位置情報を追加しました。
この情報は、多気町の委託を受けて、NPO法人サルどこネットさんが行っている調査によるものです。
情報によると、それぞれ
●多気町神坂で勢和A群の電波を受信し、集落南西の山に数頭目視した。
●多気町古江で勢和B群の電波を受信し、篠山北東側の山裾に数頭目視した。
●多気町波多瀬で勢和C群の電波を受信し、本郷集落南東の山裾に数頭目視した。
●多気町色太で大台K群の電波を受信し、オーコーチ工場南の濁川河畔林からの鳴き声を確認した。
また、大台町高奈でも電波を受信し、R42東側の山裾に数頭目視した。
さらに、土屋でも電波を受信し、集落北側の山裾に多数目視した。
とのことでした。
大台K群はまったく別の場所で電波を受信し、複数目視あるいは鳴き声を確認されていることから、群れが分裂したと考えられます。
大台K群には発信器がつけられた個体が3頭いて、それらが別々の場所で受信されており、少なくとも3つに分裂したようです。
そのため、マップには便宜上、発信器がつけられた時期の順に「大台K群1」「大台K群2」「大台K群3」と表記しています。
その後、夕方には「星ヶ丘の墓地入り口付近で多数目視した」との情報があり、オーコーチ工場南にいた群れが移動したようです。
夜には、R42のガソリンスタンド付近で電波を受信したとの情報もあり、JR線路脇にいると思われます。